たまねぎの葉は食べられるのか?
たまねぎの葉はどうやって食べるのか?
ここのところ、
これらの質問が続きました。
葉付きでたまねぎをお届けした
お客様から電話をいただいたり、
先日出演させてもらった
高津佐さんのvoicyを
聴いてもらうとわかりますが、
ホストの高津佐さんからも
「たまねぎの葉っぱって食べられるんですか?」
と質問があり、
しどろもどろに回答している場面があります。
そこで、
たまねぎの葉は食べられるのか?
味はどんななのか?
実食して確認しました。
調理方法は
「茹でる」
と
「炒める」
です。
結論から言うと、
茹でても炒めても
美味しく食べられました。
茹でた場合は、
ヌタにすると美味しそうな感じです。
炒めたものは、
かつぶしかけて醤油を垂らして
いただきました。
普通に野菜炒めに入れてもいいし、
焼きそばや焼きうどんに使っても
美味しそうな感じでした。
全体的には、
ネギのような辛味がなく、
味もあっさりめ。
味の本体はたまねぎの玉の方に
行ってしまっているようです。
ところで、冒頭の問題に対して
優等生のお答えをすると、
「農薬の登録の関係で食べるところではない」
が正解になるかと思います。
農薬はそれぞれ、
どの野菜に使えるのかが決まっています。
決められた野菜以外にその農薬を使うと、
「農薬取締法違反」という
立派な犯罪になります。
その野菜の分類のうち、
たまねぎに関連するものは
「たまねぎ」
と
「葉たまねぎ」
があります。
「葉たまねぎ」は
あまり聞きなれない野菜だと思いますが、
玉葱を若どりしたもので、
たまねぎの玉が膨らみ始めた頃に収穫して、
葉も食用にする野菜です。
普段たまねぎに対して農薬を使うときは、
「たまねぎ」に登録のある農薬を使います。
この場合、食べるのは
下の玉になった部分だけを想定しているので、
葉を食べた場合の安全性は
検討されていません。
一方、
「葉たまねぎ」に登録のある農薬は
葉を食べた場合の安全性まで検討されています。
なので、普通にたまねぎを栽培した場合は、
葉を食べるということは想定されていません。
そもそも、新たまねぎとして収穫しなければ、
葉はある程度枯れた状態で収穫するので、
食べると言う発想が湧くこともありません。
なので、食べるところではない、
と言うのが法律的には正解になるかと思います。