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上手くいく考え方

「全ては自己責任」

と考えることについて、

ここ最近、私がフォローしている

複数の人が発信していました。

農業に限らず全ての仕事は、

他人と関わって初めて成立するので、

自分で管理できない部分があるのは事実です。

でも、自分以外の何か他のものに

責任を押し付けるというのは、

自分でコントロールできる範囲を

自ら狭くしている行為だと思います。

農業は特に、人のせいにすることが多い業界です。

有名なものでは、

天気のせいとか、相場のせいとか。

天気も相場も、

個人の力ではどうにもならない

ものではあるのですが、

その影響をどのようにコントロールするかは、

自分でいかようにもできるわけです。

例えば、最悪の事態を想定して、

それに対する対処法を用意しておくことができます。

避難訓練みたいなやつですね。

天気に関して言えば、

私が作っているたまねぎは、

苗を育てている期間や、

苗を植えている期間に台風が毎年2、3個きます。

玉葱の苗を防風ネットでかこったところ

風に対しては、防風ネットを立てるのですが

風より厄介なのが大雨で畑が浸水してしまうことです。

対処法として、水中ポンプを使って排水するのが、

すぐにでもできること。

長期的には、浸水しない畑を借りることも

考えている対策です。

そういういい畑は地域一番の人が大体押さえているので

借りられるチャンスが来るかわかりません。

でも普段の畑の管理を丁寧にやっておけば、

もしそのチャンスが来たときに、

あいつに任せても大丈夫だと

思ってもらえるかもしれません。

普段の作業すら、大雨の対策になるかもしれないのです。

玉葱の苗を植えた後に大雨で浸水した畑

あと天気関係で言えば、旱魃とか。

この辺りは灌漑が整備されていますが、

地主さんの意向で水利組合に入ってない畑が

あったりします。

そうすると、雨がしばらく降らなかった時に

水をかけられません。

私の7年の経験では、

1ヶ月全く降らなかったことがあります。

特に太平洋側の冬はほぼ雨が降りません。

その時に水をかけられるかでも

結果が変わってきます。

相場に関しても、書こうと思いましたが、

1000文字超えそうなので、

またの機会にしたいと思います。

対策しても、どうしようもない時があります。

私も、1ヶ月降り続いた雨で400本のナスが全滅したり、

台風でハウスがひっくり返ったこともあります。

農業関係は、天候に関する被害には

条件の良い融資もあるし、

保険もあるし、

押さえるところを外さなければ

致命的な被害になることはないと思います。

全ては自己責任、と考えた方が、

色々と対策を考えることができて、

自分のコントロール下における範囲が増えて、

結果うまくいくと考えています、

というお話しでした。