さつまいもを栽培していた畑が
植物防疫法に基づく緊急防除の対象となる
可能性が出てきましたので
さつまいもの出荷、販売を自粛します。
今年はじめて栽培したさつまいも、
約3反作りまして
9月までにほぼ出荷済みです。
現在は一部在庫としてもち、
マルシェやイベントで
詰め放題などお楽しみいただいています。
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今回、アリモドキゾウムシという外来害虫が
畑周辺で確認されたことから、
在庫しているさつまいもの
出荷自粛の要請がありましたので、
販売を見合わせます。
![](https://shinohara-shintama.jp/wp-content/uploads/2023/01/316430469_5583443928387598_7334831347185284743_n-768x1024.jpg)
出荷自粛要請がなされたのは、
害虫がみつかったところから
半径2㎞の円の中の畑で収穫されたものです。
今年さつまいもを栽培した畑は全て、
半径2㎞どころかもっと狭い半径1㎞の中にあります。
飛ぶことでこれくらいの距離を
移動することができるようです。
今回問題となっているアリモドキゾウムシ、
沖縄や西南諸島に生息していて、
本来は本州にいてはいけない虫だそうです。
これまで、九州や四国では
確認されたことがあるようです。
![](https://shinohara-shintama.jp/wp-content/uploads/2023/01/316313209_5583444011720923_6348591388766385535_n-768x1024.jpg)
各種報道では静岡で初となっていますが、
本州初確認です。
この害虫が根絶されなければ
来年はさつまいもが栽培できません。
正確にいうと、栽培して収穫しても、
芋を他の地域にもっていけないので、
出荷販売できません。
今年から始めたさつまいも、
来年作れないとなると技術向上が出来ず、
大きな機会損失となりますが、
その分、畑の地力向上などに
投資しておこうかと思います。
あと、これを機会にさつまいも栽培を
やめる農家がいらっしゃるかもなので、
必要な機械を揃えるチャンスに
なるかもしれません。
このアリモドキゾウムシ、
ちゃんと駆除できればいいのですが、
失敗すると他の産地まで
飛び火するかもしれないので、
責任重大です。
さつまいもは朝顔の仲間なので、
小学生の夏のお決まりの
朝顔の観察もできなくなってしまいます。
九州や四国では蔓延させずに
抑え込むことができたようなので、
県や国の機関の指示に従えば
大ごとにはならないとも思います。
さつまいもブームで
新しい品種もどんどん出てきてるので、
またサツマイモを栽培したいですね。
そのためにも、防除がんばります。