農業女子会に潜入してきました。
こっそり参加したわけではありません。
主催の静岡県西部農林事務所の職員さんから
「第一部だけなら男性でも参加できます」
とお誘いいただいたので、
堂々と参加してきました。
その第一部が超豪華で、
「農業のマーケティング教科書」
を書かれた、
岩崎邦彦先生のご講演でした。
本を読むだけではなく、
直接お話を伺うと、
やるべきことがどんどん
溢れてきます。
先生のお話の中で、
農家以外でも役に立ちそうな内容として、
「手っ取り早く幸せになる方法」を
シェアします。
それは、美味しいものを食べることです。
美味しいものを食べると、
幸せになりますよね!
なんでも食べれば幸せになれるかというと、
そうでもありません。
一人でカップラーメンをすすっても
幸せは感じらせませんし、
入院中に病院食を食べても
幸せとは思えないでしょう。
大切な人や仲間と、
美味しい食事をすることで、
幸せを感じることができます。
さらにいうと、
幸せを感じている人は、
農業や漁業を身近に感じている人が
多いそうです。
食べるものを生み出す現場を
身近に感じていると、
食べるものを大事にするし、
味わうので、美味しく感じますよね。
カップラーメンやコンビニ弁当では、
食べるものを作る現場が感じられず、
むしろ「工場」を連想します。
「加工して付加価値をつける」
ということはよく言われいます。
それで農家は6次化を目指して、
加工場を作って工業製品を作ります。
確かにそれで販売単価は上がります。
でも、私は最近、
加工されていない素材そのものも、
価値が高いのではないか、
と考えています。
なぜなら、手にした人が
自由に加工することができるからです。
これまでの均質なものが
量産されてきた時代が終わり、
色々なものが細分化され
ニッチ化が進んでいます。
なので、これからの時代は
加工する余地を残したものの方が
価値が上がってくると思っています。
幸せからだんだん話が逸れてきました。
食べるものが作られるところを
身近に感じられると
食べるものがおいしく感じられて
幸せになれるというお話でした。
今週末は雨のようですが、
気候の良い秋に、
山、川、海、畑、など
食べるものができるところに
遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
「うちの畑でたまねぎの苗を植えるのも
おすすめです!」
なんて言ってみたりして。